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◆ 2020年7月27日(月)14:00~17:00

 

梨の木ピースアカデミー(NPA) 協力 国際カンファレンス
「‘朝鮮戦争’70年の今 ―終わらない戦争、終われない戦争?」

オフライン・オンライン同時開催:会場(韓国ソウル) + オンライン(ZOOM)
※ 日本語・英語・韓国語の通訳あり

「ラウンドテーブル1:国際戦争としてみる‘朝鮮戦争’」
‘朝鮮戦争’は脱植民地と米ソ対立、米国の覇権主義樹立という転換期に発生し、

一方で植民主義を延長させ、米国覇権主義を強固にする役割をしました。しかし冷戦の局面にアジア、アフリカのいくつかの国では未完の脱植民民族主義と抵抗と戦争、そして激しい戦い(朝鮮戦争とベトナム戦争など)が続けて発生しました。

東アジアでの脱植民は、民族的社会主義体制の樹立に終わりました。そのため地球的脱冷戦以降も、冷戦の局面は持続され、朝鮮半島の分断も続いています。脱冷戦はアメリカ発の単一覇権を強固にし、中国とベトナムの改革解放にもかかわらず、朝鮮半島では冷戦が続いています。

これは朝鮮戦争が、朝鮮半島の脱植民、冷戦、分断体制を強固にするだけの連結されたものではなく、米中関係を軸にする東アジアの国際政治および朝鮮戦争に関わる各国の国内政治経済秩序、及び国内の社会体制と民主化などと深く結びついている戦争であることを言いま表します。

司会者
・金東椿(キム・ドンチュン、韓国 聖公会大学教授)

パネリスト
・和田春樹(東京大学名誉教授)
・ブルース・カミングス(シカゴ大学 教授)
・テッサ・モーリス=スズキ(オーストラリア国立大学教授)
・金恩實(キム・ウンシル、韓国 梨花女子大学教授)


「ラウンドテーブル2:終わらない戦争、終われない戦争?」
‘朝鮮戦争’は、70年を超えて続いています。この‘終わらない’戦争は韓国社会に、国際社会に様々な質問を投げかけています。この長い戦いは人々にどのような傷を与え、どのような痕跡を残しているでしょうか。この戦争で最も大きな直接的な被害を受けた、南北はもちろん、米国や中国と日本に残っている戦争の影響は何でしょうか。

このような傷と痕跡、影響が世界にどのようにして積もり、今日の姿となっているのでしょうか。今日も終わらない戦いが、‘終われない’戦争となる理由は何でしょうか?この長い戦いを終わらせることができるという希望の根拠は探すことができるでしょうか。どこで?どうやって?下記の専門家たちと答えを探します。

司会者
・徐載晶(ソ・ジェジョン、国際基督教大学教授)

パネリスト
・金東吉(キム・ドンギル、北京大学教授)
・内海愛子(恵泉女学園大学教授)
・モニカ・キム(ウィスコンシン-マディソン大学教授)
・金東椿(キム・ドンチュン、聖公会大学教授)
・金ジョンス(キム・ジョンス、平和を作る女性会 共同代表)

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